為替換算調整勘定
かわせかんざんちょうせいかんじょう

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為替換算調整勘定とは、連結財務諸表または持分法の適用にあたり、在外子会社または関連会社の外国通貨で表示されている財務諸表を換算することによって生じた換算差額をいいます。為替換算調整勘定は、貸借対照表の純資産の部に計上します。
各財務諸表項目の換算は、次の方法によります。
(1)資産および負債
  決算時の為替相場による円換算額
(2)資本
  親会社による株式の取得時における資本に属する項目
    ・・・株式所得時の為替相場による円換算額
  親会社による株式の取得後に生じた資本に属する項目
    ・・・当該項目の発生時の為替相場による円換算額
(3)収益および費用
  原則として期中平均相場による円換算額
  ただし、決算時の為替相場による円換算額も容認されています。
  親会社との取引による収益および費用の換算については、親会社が換算に用いる為替相場によ
  ります。この場合に生じる差額は当期の為替差損益として処理します。

― 関連する条文等 ―

外貨建取引等会計処理基準三4
貸借対照表の純資産の部の表示に関する会計基準8