開始仕訳
かいししわけ
開始仕訳とは、連結財務諸表の作成において、前期に行った連結消去・修正仕訳を当期に引き継ぐための仕訳をいいます。連結財務諸表は、各社の個別財務諸表を合算して作成しますが、前期に行った連結消去・修正仕訳は連結精算表でのみ行われた仕訳であるため、当期の各社の個別財務諸表には反映されていません。そのため、前期の連結消去・修正仕訳を引き継ぐ開始仕訳が必要となります。
索引
- 一部売却(支配継続)の考え方
- 一部売却(持分法適用継続)した場合
- 開始仕訳
- 貸倒引当金の調整
- 子会社が債務超過となった場合
- 子会社が自社の株式を非支配株主から取得した場合
- 子会社が自社の株式を非支配株主に処分した場合
- 子会社から外部会社になった場合の考え方
- 子会社から関連会社になった場合の考え方
- 子会社の債務超過が解消した場合
- 固定資産(償却性資産)に含まれる未実現損益の消去
- 固定資産に含まれる未実現損益の消去(売却側が売上高を計上している場合)
- 債務超過は全額投資会社が負担する契約等が存在する場合
- 時価発行増資により持分が減少した場合
- 時価発行増資により持分が増加した場合
- 支配獲得時にのれんが計上されていた場合(支配継続)
- 支配獲得時にのれんが計上されている場合(支配喪失)
- 償却性資産に未実現損益が発生した期の仕訳
- 償却性資産に未実現損益が発生した翌期以降の仕訳
- その他の包括利益累計額がある場合(支配継続)
- その他の包括利益累計額がある場合(支配喪失)
- 棚卸資産に含まれる未実現損益の消去
- 棚卸資産に未実現損益が発生した翌期の仕訳
- 追加取得時にその他の包括利益累計額がある場合
- 追加取得時の考え方
- 特別な契約等が存在しない場合
- のれんまたは負ののれん
- 売却等の持分変動に伴う為替換算調整勘定の処理
- 非償却性資産に未実現損益が発生した期の仕訳
- 非償却性資産に未実現損益が発生した翌期の仕訳
- 未実現利益の消去に係る税効果(実現した場合の会計処理)
- 連結子会社が自社の株式を消却した場合
- 連結範囲からの除外に関する取扱い