未実現損益
みじつげんそんえき
未実現損益とは、連結会社相互間の取引によって取得した資産が期末に残っている場合に、その中に含まれる未実現の損益をいいます。連結会計上、未実現損益は全額消去する必要があります。ただし、未実現損失については、売手側の帳簿価額のうち回収不能と認められる部分は消去しません。
また、売手側の子会社に非支配株主が存在する場合には、未実現損益は、親会社と非支配株主の持分比率に応じて、親会社の持分と非支配株主持分に配分します。
関連する条文等
連結財務諸表に関する会計基準36、38索引
- 固定資産(償却性資産)に含まれる未実現損益の消去
- 固定資産に含まれる未実現損益の消去(売却側が売上高を計上している場合)
- 償却性資産に未実現損益が発生した期の仕訳
- 償却性資産に未実現損益が発生した翌期以降の仕訳
- 税効果会計
- 全額消去・持分負担方式
- ダウンストリームとアップストリーム
- 棚卸資産に含まれる未実現損益の消去
- 棚卸資産に未実現損益が発生した期の仕訳
- 棚卸資産に未実現損益が発生した翌期の仕訳
- 非償却性資産に未実現損益が発生した期の仕訳
- 非償却性資産に未実現損益が発生した翌期の仕訳
- 未実現損益とは
- 未実現損益の消去①ダウンストリーム
- 未実現損益の消去②アップストリーム
- 未実現損益の消去方法(在外子会社の場合)
- 未実現利益の消去に係る税効果(基本)
- 未実現利益の消去に係る税効果(グループ法人税制)
- 未実現利益の全額消去
- 未達取引(損益取引)がある場合
- 持分法適用会社が売り手側となって発生した未実現損益の税効果
- 持分法における未実現損益の消去
- 連結会社が売り手側となって発生した未実現損益の税効果
- 連結財務諸表固有の一時差異が生じる場合
- 連結消去・修正仕訳
- 連結消去・修正仕訳