キャッシュ・フロー計算書の表示方法には直接法と間接法の2種類がありますが、実務上ではほとんどの会社が間接法を採用しています。そこで、ここでは間接法による作成方法を詳しく見ていきます。
間接法による場合、キャッシュ・フロー計算のスタートとなる数値は、税金等調整前当期純利益になります。この金額は、発生主義によって計算されたものであるため、会社のキャッシュ・フローとは異なっています。そこで、種々の調整を加える事により、税金等調整前当期純利益をキャッシュ・フローの金額に変換していくことになります。
具体的には、以下のような調整を行います。
間接法によるキャッシュ・フロー計算書作成のための調整
